TEL:025-274-4184

【診療時間】月曜日~金曜日 9:00~12:00、14:00~18:30
土曜日 9:00~12:30
※第2火曜日は午後休診、土曜日は隔週で1日診療いたします。

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一般治療

虫歯は早期発見・早期改善が基本

一般治療

虫歯や歯周治療など一般的な治療を行います。
虫歯には5つの段階があり、できるだけ早い段階での治療が望まれます(ごく早い段階の治療では、歯を削る時に麻酔注射を必要としません)。

虫歯は広い世代の方が抱える一般的な病気です。
歯は身体の中で特に硬い組織のひとつですが、虫歯とは、細菌が糖を利用して酸を作り、その酸によって歯が溶かされる病気です。一度虫歯ができて歯に穴が空いてしまうと、自然に改善することはほとんどありません。

基本的に歯科医院では、虫歯の進行状況を5段階で表現します。
それぞれ「C0」→「C1」→「C2」→「C3」→「C4」という記号で表されます。
虫歯は「カリエス」と呼ばれてCはこのカリエスの略です。
初期の段階であるC0(経過観察)の段階であれば、フッ素やキシリトールなどの処置を行うことで歯を削らずに済む場合もあります。
しかし、それ以降のC1〜C3の段階になってしまうとご自身の処置では対応できません。
そのため、歯科医院にてしっかりとした治療が必要となります。
C4まで進行してしまった歯は基本的に残すことが困難になります。
しかし周囲の骨や歯の根の状況などによっては、歯を残す治療が可能になる場合もあります。
虫歯の基本は早期発見・早期改善です。
当院ではできる限り歯を抜きたくないと考えております。
歯が痛いかもと感じたら当院までお越しください。

【C0】奥歯の咬み合わせの溝などが、虫歯になる危険性が高い場合

エナメル質が虫歯の出す酸によって白濁してきた段階。

  • フッ素塗布やキシリトール・フッ素入り歯磨き粉を使用し、正しくブラッシングすることで元に戻る場合があります。
  • 歯を削らずに歯の溝をレジンという樹脂で埋めることで虫歯になりにくくします(予防充填)。

【C1】歯のエナメル質の一部が、虫歯で欠損した段階

虫歯は像牙質まで進行していない段階で、ほとんどの場合、痛みはない。

  • 虫歯の部分を削り取り、レジンで埋めます(ほとんどの場合、麻酔注射をしなくても治療ができる)。

【C2】エナメル質と象牙質まで虫歯が進行した段階

痛んだり冷たいもので、しみたりすることが多い。

  • 虫歯の部分を削り取り、穴が小さい場合では、レジンなどで埋めます(麻酔注射が必要な場合が多い)。
  • 虫歯の部分を削り取り、穴が中程度の場合では、分部的金属冠を覆せます。
  • 虫歯の部分を削り取り、穴が大きい場合では、歯冠部全体に金属冠を覆せます。

【C3】虫歯が歯の神経(歯髄)まで進行した段階

しみる段階を越えて、強い痛みを感じる。さらに進行すると歯髄が死んで痛みはないが歯茎が腫れたりする。

  • 歯髄が生きている場合は、歯髄を取って根の治療をしてから金属冠を覆せます(根の治療は数回行い、麻酔注射が必要)。
  • 歯髄が死んで腐っている場合は、根の治療をしてから金属冠を覆せます(根の治療は歯髄が生きている場合よりも増えることが多く、麻酔注射は不必要)。

【C4】虫歯が進行して歯冠部がなくなり、腐った歯根だけの段階

虫歯が歯根の先から骨の中まで進行し、骨の中で膿の袋を作ったり、化膿して腫れたりする

  • 根の治療で治る場合は、金属の土台で補強してから金属冠を覆せます。
  • 根の治療で治らない場合は、その歯根を抜いて両隣の歯と繋いだブリッジを覆せます(セメントで固定)。
  • 両隣に歯がない場合や多数歯が欠損している場合などでは、入れ歯を作ります(自分で入れたり、外したりする)。
  • 骨にインプラントを埋めて、その上に白い冠を覆せる(保険外)。
  • 前歯の場合、保険でも白い差し歯を入れることができますが、樹脂(レジン)製のため、割れたり欠けたりする危険性が高く、2~3年で茶色に変色してくることが多い。
  • 保険の効かない陶材製の白い差し歯やメタルボンド(金属にセラミックを焼きつけたもの)、オールセラミック(金属を使わずセラミックだけのもの)は、天然の歯と色・形・つやなどが似ており、丈夫で長持ちします。また、変色も少なく咬みやすいですが高価です(当院では税込価格で70,000~100,000円)。長期間、快適に咬めることを考えてください。